キャデラックらしい華やかさとアグレッシヴさを両立したフロントマスク。
全幅1800mmと幅は抑えた。縦に点灯するLEDの灯火類はキャデラックらしいデザイン。
全長は4680mmとちょうどいいサイズのキャデラック。
ラグジュアリーには17インチアルミホイール、プレミアムは18インチを装着。伊ブレンボ社キャリパ
ーも装備。
最高出力276ps/最大トルク353Nmを発生する2リッター直噴ターボエンジンを搭載。
キャデラックは“デカくてゆるーい”走りという印象が、払拭できない筆者の世代ですが、昨今のキャデラックは、まるで正反対の車両開発を行っています。
一 例として、かの「ニュルブルクリンク」にて、世界最速の4ドアセダンとして君臨する「CTS-V」などが、挙げられますが、実はこの「ATS」も「ニュル ブルクリンク」で鍛え上げられたスポーツセダンなのです。これは、ドイツ車のDセグメントクラスにとっては、脅威になる存在であることは、間違いないで しょう。
ボディサイズは全直4680mm×全幅1805mm×全高1415mm、ホイールベースは2775mmとコンパクト。ちょうどDセグメントサイズで、BMW「3シリーズ」メルセデスベンツ「Cクラス」、アウディ「A4」などが直接的なライバルといえます。
ボ ディサイズはむしろライバルたちの方が、大きいのですが、存在感、華やかさは、この「ATS」が、イチバン。キャデラックのブランドデザイン思想を細部に 取り入れ、上質なフロントグリル、それを取り巻く縦型のヘッドライトはLEDを多用したアグレッシヴな趣。縦型ヘッドライト&テールランプやV字 型モチーフなど、しっかりキャデラックしています。
コクピットはドイツ車の精巧さとは一線を画し、やはり“大味”なところはいかにもアメ リカ車ですが、ハイテク装備満載です。空調の調整などは、ピアノブラックのセンターコンソールを用いたタッチパネル式。(やや指紋が目立ってしまうのが、 気になるところ。)大型モニターも手をかざすだけで、操作を受け付ける。メーター類は、最近のホンダ車のような雰囲気ですが、260km/hまで刻まれた 速度計の下部には、漢字対応のカラーディスプレイが装備され、同時に多岐の情報表示を可能としています。
あのキャデラックが、たった2000ccのエンジンを搭載するということに時代の流れを痛感。
しかし、「ニュルブルクリンク」で走り込んで開発されたこのクルマが そんなに退屈な訳がない…。新開発となる直列4気筒2リッター直噴ターボエンジンは、最大出力276PS/5500rpm、最大トルク35.9kgfm /1700~5500rpmとハイパワーを発揮し、大トルクを広範囲の回転域で発揮するもの。
特にATSはワインディングの上りでは、最大トルク 35.9kgfm/1700~5500rpmという特性が武器となり、まるで平坦路のごとく急勾配をハイスピードで駆け上がる。往年のキャデラックでは、 破綻するであろうコーナーが迫り、ステアリングを切ると思ったとおりのラインでトレースしていく。可変サスペンションシステム「マグネティックライドコン トロール」の効果も絶大で、ロールは微塵も感じないままワインディングを水を得た魚のように駆け抜けていく様は、キャデラックが、スポーツ志向へとチェン ジしているという姿勢がうかがえるものでした。
余 談ですが、筆者がここまでATSを感じているのは、ATSオーナーになって自分でインプレッションとして今回ブログにご紹介してみました。
以前はライバル車を乗っていた筆者ですが、このATSは正直ヨーロッパ車と変わらない品質、スペック、ポテンシャルを見せ付けてくれるクルマでした!
この「ATS」はというと、フロントには、今まででは考えられない4 ピストンの対向キャリパー(ブレンボ製)が装備され、エンジン性能以上の高い製動力を確保しています。
このクルマには、現在最も進んでい るであろう先進運転支援システムが導入されています。
欧州のライバルたちと比較しても、華やかなエクステリア、そして、スポーティな動力性能、比類のない安 全性・・・。これで500万円以下というのは、リーズナブルであるのではないでしょうか?
意外と世の中に知れていないキャデラックATS。
ぜひ、試乗車をご用意していますので今週末のご来場おまちしております!
乗ってみたらビックリしますよ♪
最近のキャデラックは、どの車種に試乗しても、GMの本気を感じさせてくれます。
4月にデビューするNEW CTSも期待度「大」です☆
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